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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第1章 成り行きのままに
そんな時だった、
違うクラスだが家が隣近所の中山慎吾がドアから森部綾香の名前を呼んだ。
「綾香さ国語の辞書また貸して」
学ランを着ずに上下ジャージで坊主頭の慎吾は時間を気にするかのように時計を見ていた。
国語の授業はないが机の中に常備しているのは慎吾の為ではなく綾香の几帳面な性格のようだ。
「慎吾ちゃんまた?」
内心ため息をつきたい気持ちをおさえ椅子から立ち、あたしは慎吾ちゃんがいるドアの方に向かう。
「朝練があるからって制服着ないでジャージで登校したのに着替えないの?」
「ギリギリまで朝練だろ?着替えてたら授業遅れだろが」
「ジャージで授業受けるのは校則違反じゃないけど、いつもジャージばかりだと注意されるよ」
「…っさいな」
チッと舌打ちをし急ぐかのように走ってく彼を綾香は見ていた。
「仲いいんだ〜」
先ほどの女子が意味あり気に笑っている。
ええっ?
あたしと慎吾ちゃんが仲がいい?
「あたしと慎吾ちゃんは幼馴染みで仲がいいとかそんなんじゃなくて」
あたしは振り返って女子に反論する。
「森部さんってさ他の男子とは話さないし男子も森部さんとは関わってないじゃん。
今みたいに辞書なんか借りにくるって他の女子でもいいのにわざわざ森部さん。気があるって事じゃん。
慎吾とつき合ったら〜?
――っていうかあたしはああいうダサいジャージ男子なんて問題外だけど〜」
あははとその女子は笑い、同意するかのように他の女子も笑う。
やだな…
そんなんじゃない…
つき合うとかそんなんじゃなくて…
慎吾ちゃんとは幼馴染みだから…
違うクラスだが家が隣近所の中山慎吾がドアから森部綾香の名前を呼んだ。
「綾香さ国語の辞書また貸して」
学ランを着ずに上下ジャージで坊主頭の慎吾は時間を気にするかのように時計を見ていた。
国語の授業はないが机の中に常備しているのは慎吾の為ではなく綾香の几帳面な性格のようだ。
「慎吾ちゃんまた?」
内心ため息をつきたい気持ちをおさえ椅子から立ち、あたしは慎吾ちゃんがいるドアの方に向かう。
「朝練があるからって制服着ないでジャージで登校したのに着替えないの?」
「ギリギリまで朝練だろ?着替えてたら授業遅れだろが」
「ジャージで授業受けるのは校則違反じゃないけど、いつもジャージばかりだと注意されるよ」
「…っさいな」
チッと舌打ちをし急ぐかのように走ってく彼を綾香は見ていた。
「仲いいんだ〜」
先ほどの女子が意味あり気に笑っている。
ええっ?
あたしと慎吾ちゃんが仲がいい?
「あたしと慎吾ちゃんは幼馴染みで仲がいいとかそんなんじゃなくて」
あたしは振り返って女子に反論する。
「森部さんってさ他の男子とは話さないし男子も森部さんとは関わってないじゃん。
今みたいに辞書なんか借りにくるって他の女子でもいいのにわざわざ森部さん。気があるって事じゃん。
慎吾とつき合ったら〜?
――っていうかあたしはああいうダサいジャージ男子なんて問題外だけど〜」
あははとその女子は笑い、同意するかのように他の女子も笑う。
やだな…
そんなんじゃない…
つき合うとかそんなんじゃなくて…
慎吾ちゃんとは幼馴染みだから…