パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 成り行きのままに

休み時間もチャイムがなり次の授業となり慎吾の仲をからかう女子との会話は終わり綾香はホッとしたようだ。

昼休み、校内の屋上。
そんな事を相談出来るのは隣のクラスにいる親友の唯であり彼女はクスクスと笑った。

「慎吾とつき合えっていう提案っておもしろ過ぎ〜」

「唯まで〜」

「中山嫌い？」

「好き嫌いっていうより幼馴染みとしか思えなくて、つき合うなんて考えた事もない」

「バレーに夢中で他は悪い奴じゃないよ？
あたしには彼氏がいるけど受験受験の１年で息が詰まる思いより彼がいた方がいいんじゃない？」

「あたしは…まだ…」

「綾香にも春が必要だよ？」

春…
唯と彼の遥斗くんはお互いを大切にし仲が良くて片思いの頃からと比べると唯は楽しそうだわ…

たしかに慎吾ちゃんは悪い人じゃない…

中山慎吾という関連の思考から不意に綾香は女子の言った言葉を思い出していた。
↓
『森部さんって誰も寄ってこない』

あたしは…
唯を観ていると好きな人がいるのも悪くない…