パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 距離感

慎吾から唇を近づけておいて慎吾から拒否されると綾香はさすがに傷ついた。

慎吾からのキスが欲しいのか欲しくないのかさえはっきりしないのだから文句さえ言葉で表せない。

慎吾は気に留める事もなくバレーボールに勤しんでいる。

―――――――――――

夏休みに入り夏休みが過ぎ２学期が始まった。

慎吾と綾香は一緒に帰っているがある時、校門前まで佐伯あゆみは慎吾の腕に豊かな胸をわざと当てるようにし腕を絡ませている。

夏休みの部活で慎吾と佐伯あゆみは進展でもしたのか？

佐伯あゆみは初対面の時から綾香に敵意をみせていた分慎吾を好きだとまるわかりだったからこんな光景も予測は出来たかもしれない。

胸をわざと当ててあからさまだわ、下品――…

綾香は嫌な顔をする。

佐伯あゆみはザマアミロといわんばかりに綾香をみるが校門から出ると綾香を憎らしくみるのだ。

何があっても慎吾と綾香は一緒に帰る事という親からの取り決めで慎吾は佐伯あゆみから離れたせいで、
綾香は佐伯あゆみから嫉妬の目をむけられる。

『じゃあね、慎吾』
『うん、あゆみ』

そんな事いいもしなかった２人に綾香は慎吾を凝視した。

帰り道、
慎吾は綾香に別れようと切り出したのだ。

『うん』
綾香は反対すらせず納得したように短い言葉で同意して慎吾とのつきあいは終わりになった。