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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第3章 思いやりは…
慎吾から別れをきりだされてから10日経った昼休みに廊下で佐伯あゆみに会ってしまった。

『悪いけど慎吾とあたいキスはもう終わってるから』
勝ち誇ったように佐伯あゆみは胸をつき出すようにし腰に手を当て唇を開けたり閉じたりと、ちゅぱちゅぱさせた。

………学校であからさまにどんなキスをしていたか想像させるような態度であたし佐伯あゆみを好きになれない。
そして佐伯あゆみは今もなおあたしにライバル心をみせるのかしら?
慎吾ちゃんから別れをきりだしたのに。

『あたしと中山くんは幼馴染みですからお構いなく』
何かされませんように――って思いながらも平静を装って綾香は佐伯あゆみの横を通りすぎた。

つき合っていてもロマンチックな気分にはなれなかったし幼馴染みが長すぎたのよね。
長すぎた、と言っても隣に住む限りは毎日顔を合わせるから幼馴染みという関係は今からもずっとなんだけど。


……
数日経った日曜日、
窓を開けると中山家のまわりをうろついている佐伯あゆみがいた。

メールでもしたのか慎吾が窓を開け佐伯あゆみに手を振って『今行くっ』と窓を閉めている。

2人共にジャージ姿だったみたいだけどスポーツセンターでスポーツデート?

慎吾ちゃんは佐伯あゆみがプロポーションが良いから選んだの?
それとも一緒にスポーツが出来るから佐伯あゆみを?

それから2時間後、
買い物に出かけようと綾香が外に出ると楓が楽しそうに笑う。

『慎吾も彼女が出来たみたいで今日の夕食はあゆみちゃんを招いて焼肉よ、
綾香ちゃんも来る?』

『楓おばさん、あたしんちもう夕食のメニュー決まってて』

『そう?残念ね』

綾香は楓に手を振り出かけてく。

あゆみちゃん?
彼女?
夕食に招く?
慎吾ちゃん佐伯あゆみとあたしの待遇違い過ぎっ?

メニューが決まってるなんて嘘、焼肉に対抗してお母さんにカレーを作ってもらおう。

スポーツ好きな人って何だかめんどう、
あたしはもう恋はとうぶんいいかな。
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