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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第3章 思いやりは…

……
………次の日のテニス部の朝練を見に行き探すのだが中川はいなく綾香は弁当を渡す事が出来なかった。

唯に聞くと彼は休んだらしく綾香は昨日慎吾の後を追わず中川に送ってもらう事を選んだら、もしかしたら風邪をひいて学校に来れないのかと心配することもなかったかもしれない。

中川用に作ってもらった弁当は食べてもらえず綾香は困ったが結局早弁して昼にはお腹をすかせた慎吾に食べてもらうことになった。
『どしたの?弁当2つも持ってくるって珍し〜。
おばさんのチャーハン久っ々ぁ〜』

チャーハンをかき込むようにして食べてる慎吾を見て以前は気づかなかった嫌悪感が綾香を苛立たせる。

『慎吾ちゃんもうちょっと味わって食べてよ。せっかくお母さんが早起きして作ってくれてるのに』

茶髪くんはあたしより食べるのが早いけど、ちゃんと味わって食べてくれるのに…

『早く食わねぇとあゆみと昼飯約束してっから、綾香が弁当2つ持って困ってたから協力してやったんだしありがたく思えば?――はーっ、食った!』
中川が完食したと同時に佐伯あゆみが弁当を持って教室に入って来た。

綾香はまた何かあゆみに文句を言われない為にふたをし空になったランチボックスを隠す。

『森部綾香何で慎吾の側に立ってるのか気にいらない』

『借りた消しゴム返しにきただけだから心配は無用です』

『いつでもあたいが見張ってるから』

慎吾・あゆみ2人仲良く腕を組み教室を出ていった後にはいつもクスクスと笑う女子達。

『もしかしてあたいっていう口癖のあの人と森部さん、中川くんと三角関係?』誰かが聞いてきた。

『違います』
綾香は否定し自分のお弁当を持ち教室を出て唯のクラスを覗いたが彼女は遥斗と手を繋いで向こうの廊下を歩いてた。

1人きりのお弁当、1人きりの昼休みが普段の倍長く感じ中庭ベンチにいてもやたら広く殺風景だと思えた。

茶髪くんといたら楽しくて昼休みはあっという間に過ぎてくのに…
どうしちゃったのかな…
あたし茶髪くんの事ばかり考えてる…

会いたい…
会いたいの…

茶髪くん風邪ひいたりしていない?
あたし茶髪くんの事ばかり考えて胸が苦しい…

この思いはやっぱり――…
思いやりではなくあたし恋してる?
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