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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第4章 想いは…
『茶髪くんを悪く言わ…』
『綾香っ、他所の家庭の事に口を挟まない方がいい』
『なんでっ?お父さんっ』
綾香が中川をかばう為に声が大きくなりそうな時に慌てて稜が止めた為にヒソヒソと2人にしか聞こえないように喋っていた。

『他所は他所のやり方があるだろう、綾香、それから威圧的過ぎる、だからこの場はソッと帰るんだ』

『お父さんわかってはいるけど、、、』

稜が表現したように中川の父親はがんとして自分の意見を通そうとする棘の有る物言い通そうと息子を見下ろしながら喋る迫力は関わりたくない程だ。

威圧的な喋りは立ち去ろうとする森部親子にしっかりと聞こえていた。

『上の2人は勉強が出来て優秀なまま大学を卒業し主の望んだ会社に入ったのにお前は誰に似たのかバカな落第生で中川家の
恥だ』

『頑張って清陵に入学したじゃねぇか!あいつらと行くと約束した北高を諦めて頑張って清陵に受かっただろ!』

『ふんっ、どうせカンニングしたに決まっている』

『カンニングなんてしてねーだろ!!親父なんて何を言っても勉強勉強、それしか頭にねぇのかよ!?』

『テニスなんてくだらないものも辞めるんだな、まったくバカなあいつが援助なんてするからっっ』

『成さんは悪くない!入試を頑張れたのも成さんのおかげだ!』

『バカバカしい!主はまだ仕事が残っている、お前と話す時間等ない』

主と自分を表す中川の父親は家に入って行く。

『綾香帰ろう』

稜が車をバックさせてその場を離れたので
残された中川裕哉を抱きしめたい衝動を我慢しなければいけなかった綾香だった。
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