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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第4章 想いは…
ためらう中川だったが後ろに続く車からクラクションを鳴らされ後部座席に乗り込み、運転する森部稜にすみませんと小さくつぶやく。

『謙虚な少年だな、綾香が最近変わったのは君のせいかな?』
スーツ姿の稜は引っ込み思案な娘を心配していたようなセリフらしく嬉しそうに笑う。

『お父さんっ』
綾香が慌てる。

『俺?』
中川も慌てる。

『綾香は慎吾くんしか気さくに話さない内気な子だから、お父さんに似たのかと心配していたのでポーイフレンドが出来て良かったよ』

『違っ』
違うとも言えない気持ちから黙る綾香と中川はお互いを好きな感情があったので恥ずかしさと嬉しさがくる。

咳をする中川はまたすみませんと謝る。
綾香に対してタメぐちを言ったりする態度を思い出すと稜の前では借りてきた猫のようにおとなしい。

『風邪?早く帰っておとなしく寝てるといい、具合いが悪いとのり子の梅雑炊が好きだな』
森部家の様子が垣間見れるようなセリフに稜は笑い綾香は稜をたしなめる。

『家の様子がバレバレだからやめてよ』
綾香が頬をふくらませる。

『羨ましいです、俺は』
中川は少し寂しそうだ。

『茶髪くんごめん、、、』
何やら事情がありそうな家庭だとお弁当のセリフ等から察してきた綾香は中川に謝る。

道案内をしていた中川は慌てて住宅地の道路で止めるようお願いしていた。

『さっき君は右折した後に見えるあの白い家だと言ったのに何故手前で?』

『親父が帰ってきたので』

『じゃあ尚更挨拶を』

『止めてください』

中川は慌てて車を降りていた、首をかしげる稜は窓をあけて様子をみていた。

中川が慌てたのはオールバックになでつけた髪をした銀ぶちメガネ白スーツの背の高い中年男性のせいらしい。

その男は車から降りて中川と森部家の車をジロリと観て怒鳴る。

『北中のクズから乗り換えて今度は女遊びか!』

『親父!北中の奴と森部を一緒にしないでくれ!』

『どうだか、信用ならん』

茶髪くんのお父さん?
綾香は家を知られたくない理由はこの人だと思っていた。
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