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ありがとう、先生
第1章 一
看護師の私と幸次郎さんが出会ったのは、幸次郎さんが私の勤務している病院に入院した事がきっかけだった。
盲腸で不安だった時に私の看護が希望になったと、付き合う前幸次郎さんが話してくれた。
希望だったのは、私の方なのに……。
「幸次郎さんが先生で、生徒達は幸せですね」
ニコッと微笑む。
すると、
「…やっぱり我慢出来ないよぉぉぉ!」
ソファに押し倒され、目を丸くした。
「ダメですって!」
「だってさぁ!りっちゃん、今日夜勤でしょ?帰っても会えないじゃぁぁん!それに、今のはズルいってぇぇ!可愛いってぇぇ!」
幸次郎さんの胸を両手で押すも、止める隙もなく唇を塞がれてしまった。
「んっ……」
優しく顔の角度を変えながら、何度も唇を吸われ、ニットを胸まで捲り上げられるとドキッとする。
露わになった黒のブラジャーと、両胸の膨らみ。
「今日は黒なんだね……りっちゃん、可愛い……」
「幸次郎さんが黒好きって言ってたから……」
…そんな事よりも!そう言おうとすると、
「脱がすけどね」
ニットとキャミソールを剥ぎ取られ、ブラジャーのホックを外され、ものの数秒で上半身裸にされ、私は頬を赤くした。
「い、良いんですか?本当に時間……」
「大丈夫だよ」
心配しながらも頭を撫でられると、キュンとする。