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便利屋
第1章 トモの場合
『目隠し』って知ってはいた。
雑誌のセックス特集で見たことがあった。
興味は無いわけではなかったけど、私から言い出すのも恥ずかしいし、旦那はそういうのを試す人ではなく、遠い世界の話としか見れなかった。

(今、わたし『目隠し』をされている。)

何も見えない。
敏感になる他の感覚。
やさしく私の胸を包み込む、高木さんのゴツゴツした手と太くて長い指。
落ち着いている高木さんの息づかい。
熱くなる私の体。
だらしなくなっていくだけの私の喘ぎ声。
止めたいけど、大きくなっていく下半身の動き。
そんな自分の状況を考えると、心の奥がキュンとして、
更に熱くなる身体。
もう既に大量に私の下から溢れ出している、雄を誘う甘い蜜。
更に強い刺激を求める身体。
マッサージに感覚全てを奪われてしまっている。
そんな中、高木さんは胸の動きを止め、両肩にそっと手を添える。
近づいてくる高木さんの上半身。

(えっキスするの?えっ、えっ?)

少し混乱してしまう。
それを見過ごすように高木さんの唇が私の唇に近づき、触れる事なく素通りし耳元に軽く触れる
不意に伝わる息づかい。

「はぁっ」

耳への刺激にビクつく身体。
私の中に響く、あくまでも落ち着いて優しい高木さんの声。

「ブラジャー取りましょうか?」

ほんの一瞬だけ躊躇する。
しかし、焦らされて快楽を欲している身体にはブラジャーは邪魔な物でしかなかった。
答え方に戸惑った私は頷く事しかできない。

「かしこまりました。」

そう言うと、慣れた手付きでスルッとブラジャーをとる。
露わになる私の上半身。
現状を考えてしまい混乱する私。
頭の中に恥ずかしさや色々な気持ちがあるが、身体の方はというと、これからに期待しているのか、さらに熱くなっており歓喜しているようだ。
頭と身体のバランスがめちゃくちゃで訳がわからなくなってしまっている。
既に痛いほど固くなっている胸の蕾。

「オイルかけますね。」

そう言うと、胸の真ん中に生暖かいとろっとした感覚がした。
それと同時に、オーバーヒート気味の私を落ち着かせるような心地よい香りがすっと入ってくる。

(余計な事はいいから、今は気持ちよくなる事だけ考えよう。)

少し落ち着きを取り戻した私は、考える事はやめて高木さんに身を任せる事にした。




























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