この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
有翼神は翼無き女性を愛する~異世界の溺愛恋模様
第2章 目が覚めたらパラダイス

「それでなんの用だ? ただ仲裁の為に、俺の結界を無視して来たわけではあるまい」
「飛んでいましたら見えましたので、しっかり仲裁ですよ? 秩序を守るのが私たちの役目、それに従ったまでです。
そのついでに美味しいワインを手に入れましたので、試し飲みと思い持ってきたのですよ」
「はんっ、どっちが本命なんだがな。気が反れた、俺様は帰るぜ」
「勝手にしろティア」

 ラビエルさんという人のお陰で、ルーキフェルの冷たい雰囲気は抜けたけれど、次は私の近くに居るのは天使。リャナンシーの話によれば、天使と悪魔って住みわけみたいのがあるんじゃないの?

「原因は彼女ですか? ティアは手が早いですからね」
「……悪魔だからな」
「まぁ……。初めまして新しい女神、私はラビエル。天使ですがルーキフェルとは仲が良いのですよ」
「は、初めましてエイミスと言います」
「貴方に相応しい綺麗な名ですね。あぁ、本当に味見の1本ですよルーキフェル」

 私とラビエルさんが挨拶を交わしているうちに、ルーキフェルったらバスケットに入っていたワインを取り出し、いきなりらっぱ飲みを始めたの。
 ……やっぱりまだ怒ってる? それとも味見だけなの? 私はまだルーキフェルの性格が分からないよ。

「旨いが……これ1本か?」
「気に入って頂けたのならば、宴までには大量に運ばせます」
「天国の酒……か。戻るぞエイミス」
「待ってよルーキフェル!」

 もう! 私を置いてルーキフェルはさっさと神殿の中に戻って行くしー!
 私はラビエルさんにおじぎをしてから、小走りにルーキフェルを追いかけた。

/61ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ