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有翼神は翼無き女性を愛する~異世界の溺愛恋模様
第3章 思慮深い悪魔ルーキフェル

「どうしてそんな具現化の仕方をするんだ」
「そんなことを言われても、私だって分からないわ」
「まぁいい。問題は能力のほうだからな」

 雪だるまは時間が経つと、ポンっと弾けてしまう。でも、弾ける瞬間に白い力が周りに降り注がれる。まるで本当の雪のようにパラパラと光り、発動する力は……癒し。

「力が……体力が回復するみたい」
「…………」
「ルーキフェル?」
「癒しの力……か。
俺の力のはずなのに攻撃性の無い力とは、エイミスお前は……」
「??」

 ちょ、ルーキフェルが凄い渋い顔をしてる。私は言われたままやっただけなのに、どうしてルーキフェルは嫌そうな顔をするのだろう。悪魔が癒しの力を使っちゃダメなの。

「あ、あのね……」
「性質はどうであれ、それがお前の力だ。有効に使えば利があるだろう」
「……うん」
「まだまだ謎を秘めている、そんな感じも受けるが、ティアを誤魔化すくらいは簡単だろう」
「嫁はイ、ヤ、!」
「エイミスお前次第だ」

 なんとなく煮え切らないけれど、これが私の力になるんだね。回復特化みたいだし、使い道はあるんじゃないかな。……飛べないけど。
 それでも無闇やたらに襲われるよりは、この力でいいよ。問題はいつまで力が保つかのほうだけど、それはルーキフェルが教えてくれなかった。意地悪。
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