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第2章 あいり(36歳)

「ねえ(長女)…まだひとくちもごはんを食べていないみたいねぇ…どうしたのかなぁ…」

アタシは、長女に心配そうな表情でやさしく言うたけど、長女は『食べたくないもん…』と言うてひねくれていたので、困っていた。

それでもアタシは、長女にやさしく言うた。

「ごめんね…ママ、疲れていて晩ごはんのおかずをどうしようか決めることができなかったのよ。」

アタシは、長女に晩ごはんのおかずを作ることができなかった理由を説明したけど、長女は口を閉ざしていた。

時計のはりは、６時40分になっていた。

あと20分で、長女が楽しみにしているアニメ番組が始まるわね…

アタシはこう思っていたので、長女にやさしく言うた。

「(長女)ちゃん…もうすぐ７時よね…７時からは楽しみにしているアニメ番組が始まるよね…楽しみにしているアニメ番組見たいよね…」

しかし、長女は『別にぃ…』と言う表情をしていた。

アタシは、ものすごくイライラとした表情になっているが、それでも長女にやさしく言うた。