この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夜の営みを10倍楽しく過ごす方法
第2章 あいり(36歳)
『おじょうさんは…結婚以外の人生を歩みたいと言うたね…それでは、おじょうさんはなんになりたかったのかなぁ?』
「なんになりたかったと言われてもぉ…」
『例えば…ケーキ屋さんとかお花屋さんとか…』
「そんなこと、考えていなかったわ。」
『考えていなかったのね。…それじゃあ、結婚のことを聞くけど…おじょうさんはどんな男性と結婚したかったのかなぁ…』
「それも考えたことないもん。」
『それはどうしてなのかなぁ…』
「アタシ…」
アタシは、言葉がつまりそうになっていたので、ひと間隔置いてからイケメン魔法使いさんにこう言うた。
「収入が安定して…収入が安定していて…親きょうだいから離れて暮らしている人…ダンナの親きょうだいと同居はイヤなの!!」
『どうしてなのかなぁ…』
「二人きりのスイートホームで暮らしたかったのに…仲人さんが持ってくるお見合いは…みーんな親きょうだいと同居を求めている人たちばかりだからみーんな断った…」
『そうか…親きょうだいと同居はイヤなのだね。』
「それに…ダンナは…八王子の実家へ帰るか出向か…どちらか迷っているのよ。」
『それじゃあ…ダンナさんが実家へ帰ると言うたらリコンしたいと言うことかなぁ…』
「そうよ。」
『それじゃあ、出向を取ったら?』
「同じく離婚よ。」
『困ったなぁ…』
イケメンの魔法使いさんは、ますます困り果てた表情でアタシに言うた。
「なんになりたかったと言われてもぉ…」
『例えば…ケーキ屋さんとかお花屋さんとか…』
「そんなこと、考えていなかったわ。」
『考えていなかったのね。…それじゃあ、結婚のことを聞くけど…おじょうさんはどんな男性と結婚したかったのかなぁ…』
「それも考えたことないもん。」
『それはどうしてなのかなぁ…』
「アタシ…」
アタシは、言葉がつまりそうになっていたので、ひと間隔置いてからイケメン魔法使いさんにこう言うた。
「収入が安定して…収入が安定していて…親きょうだいから離れて暮らしている人…ダンナの親きょうだいと同居はイヤなの!!」
『どうしてなのかなぁ…』
「二人きりのスイートホームで暮らしたかったのに…仲人さんが持ってくるお見合いは…みーんな親きょうだいと同居を求めている人たちばかりだからみーんな断った…」
『そうか…親きょうだいと同居はイヤなのだね。』
「それに…ダンナは…八王子の実家へ帰るか出向か…どちらか迷っているのよ。」
『それじゃあ…ダンナさんが実家へ帰ると言うたらリコンしたいと言うことかなぁ…』
「そうよ。」
『それじゃあ、出向を取ったら?』
「同じく離婚よ。」
『困ったなぁ…』
イケメンの魔法使いさんは、ますます困り果てた表情でアタシに言うた。