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日曜日の産婦人科
第5章 エピローグ
貴方は私に、もう一度だけ軽く口づけ、回復室を出ていく。
私も起き上がり、回復室の鏡を見ながら身支度をし、帰りの準備をする。
長い長い、最後の診察の終わり。。
貴方に言われた通り、声は掛けずに、待合室の扉を開け、外に出る。
振り返ると、今日も表に「本日休診」の札が掛けられている。
日曜日に、もうここを訪れることはない。
平日の診察で、乱れない自信はある。
「先生、ありがとう。」
心の中で、そっと呟き、私は病院を後にする。
(終わり)
私も起き上がり、回復室の鏡を見ながら身支度をし、帰りの準備をする。
長い長い、最後の診察の終わり。。
貴方に言われた通り、声は掛けずに、待合室の扉を開け、外に出る。
振り返ると、今日も表に「本日休診」の札が掛けられている。
日曜日に、もうここを訪れることはない。
平日の診察で、乱れない自信はある。
「先生、ありがとう。」
心の中で、そっと呟き、私は病院を後にする。
(終わり)