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陛下の寵妃
第1章 皇帝陛下との出会い

「ここが、貴女の部屋になります」
「分かりました。ありがとうございます」
案内された部屋は一般の女官のものとは
違う華やかな所だ。
「荷物も運ばれてる。久しぶりに琴の
練習してみようかな」
宮廷に行く前、母親が大事にしていた
琴を美華に預けたのだ。
「辛いことや悲しいことがあれば
これを弾きなさい。きっと心が
穏やかになるわ」
皇室の女官になれたことはとても
嬉しく喜ばしいことだった。
しかし、皇室の女官になれば
側室や皇后陛下とも距離が近付く
ことになる。美華はそれが怖かった。
後宮の恐ろしさは尚宮様から
聞いていたからだ。
少しでも気分を明るくしようと
琴を弾いていくうちに、気付けば
眠りについた。
「分かりました。ありがとうございます」
案内された部屋は一般の女官のものとは
違う華やかな所だ。
「荷物も運ばれてる。久しぶりに琴の
練習してみようかな」
宮廷に行く前、母親が大事にしていた
琴を美華に預けたのだ。
「辛いことや悲しいことがあれば
これを弾きなさい。きっと心が
穏やかになるわ」
皇室の女官になれたことはとても
嬉しく喜ばしいことだった。
しかし、皇室の女官になれば
側室や皇后陛下とも距離が近付く
ことになる。美華はそれが怖かった。
後宮の恐ろしさは尚宮様から
聞いていたからだ。
少しでも気分を明るくしようと
琴を弾いていくうちに、気付けば
眠りについた。

