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第3章 アクシデントからの流れで、暴発!?

　ビクリと弾け打つような刺激が、僕の身体を次々に駆け抜けた。直前まで我慢をしていた分、その反動でより激しく弾けようとした。

　ビクッ！　ビク、ビク！

　強烈に三度。その後も、ビクビクと小刻みな快感が続く。太ももの裏の辺りが、痙攣したようにびりびりと痺れた。

　それは確かに、今までに感じたことのない快感――なの、だけど。

　でも、その波が過ぎ去った後は、なんと言うべきか……。

「あ――えっ!?」

　その瞬間を受けて、寺井が驚いて声を上げたのは無理もないこと。目を閉じていたから自分では確認してないけど、僕の射出したものは予想以上の勢いで飛び散ったはず。

　それはドクドクと吹き上げるような感覚が、身をもって示していた。

　視界を閉ざしていたからこそ、目を開けて事後の光景を確認するのが怖い。僕の局部が吐き出した液体は、果たしてどれほどの量で、どれほどの範囲に飛散したものか。

　そしてそれは当然、間近でそれを目撃した寺井にも……。

　男ならではの快感に溺れた直後の例の落差の中で、僕は言いようのないバツの悪さに苛まれていた。すると――

「あの、さ――」

　寺井に声をかけられ、僕は仕方なくギュッと閉じていた目を開く。

「コレ、どうしよう？」

　そう訊いた寺井は、少し困ったように僕を見た。

　どうも咄嗟に飛散することを防ごうとして、左手を出したらしく。まだ僕の股間付近にある彼女の両手は、白濁の液でドロドロになっている。