パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第19章 強欲

晒された白い肌に何度も口付けを繰り返す。

最近は鈴の身体の変化を感じる。

以前は骨ばっていた身体に肉が付き、柔らかさと暖かな温もりを感じさせる身体へと変わった。

襟元から指先で撫で降ろせば、微かな膨らみを見せる胸がある。


「もう…、こんなに固くなってる。」


指先に触れる乳首が上向きにそそり立つ。


「最近…、少し胸が張ったように痛くなる。」


頬を紅くして鈴が呟く。

成長期だろう。

漢を知り、無理矢理に女の身体へ変貌を遂げようとした鈴の想いに身体がついて行けずに痛みが出てる。


「痛いのなら…、今夜は大人しく寝るか？」

「嫌よ…、今日はいっぱい神路と離れた。これ以上、淋しいのは耐えられない。」


拗ねた口調のくせに俺の口へ口を押し付ける鈴が愛を確認する為の口付けを求めて来る。

俺だとて気持ちは同じだ。

淋しいとか言うレベルの話ではない。

こいつが俺の知らない場所で何をしてるのかと考えるだけで気が変になりそうだ。

だから、何度も口付けをして鈴の乳首を指先で転がす。


「─────んっ…、んんっ…。」


身体を戦慄かせ、口を開き悶え出す。

息をするのが辛いほどお互いの舌を絡ませて２人の繋がりを保とうとする。

開かれる脚が俺の脚へと絡み付く。

胸から腰へと撫でながら鈴が求める場所へと指先を移動する。

股間を覆う手…。

触れる茂みを分け入る指は鈴が敏感に感じる場所を探るように縦に描かれる筋の中へと埋もれてく。


「あはっ…。」


背を仰け反らせ口付けから逃げる鈴が熱い吐息を漏らす。

俺の指先に湿りを感じる。

指先を上下に動かすだけでヌチュヌチュといやらしい音が部屋中に響き、鈴の吐息がハァハァと激しいものへ変わり出す。