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戦場に響く鈴の音
第30章 予測
鈴の頬が紅潮する。
紅く紅を引いた唇が半開きになり、瞳を細め淫猥な表情で俺の方を睨む。
「寝所に行くか?」
「こんな時間から…。」
イヤイヤと鈴が首を振る。
「なら、ここで鈴を抱く…。」
指先で鈴の乳首を摘むだけで鈴が身体を悶えさせる。
「やぁ…あんっ…。」
敏感に反応する。
首筋に口付けをして鈴の乳を弄ぶ。
「だ…め…。」
ささやかな抵抗を感じる。
「俺に抱かれるのはいやか?」
「そう…じゃなくて…。」
「だから寝所へ行くか?」
「神路の馬鹿…。」
唇を尖らせる鈴が拗ねる。
鈴を抱き上げたまま、城内に充てがわれた俺の部屋へ向かう。
雪南は今、孩里の躾に忙しい。
それは孩里自身が望んだ事…。
笹川の当主として、民に望まれる立場になるにはどうすれば良いのかを雪南から学ぶ。
雪南が手本とする当主は義父…。
おおらかで、民と親しく、民の為の領地を治める領主。
それを孩里に教え込む。
孩里がそうして学ぶ中で佐京は酒浸りになり、茂吉達は多栄と次の戦に備えてる。
要するに暇なのは俺と鈴だけだ。
「しばらく誰も寄せるな。」
俺の部屋に通じる廊下の見張りをする兵に人払いを命じて鈴を寝所へ放り込む。
「他にすべき事があるのではないか?」
遊んでる俺に鈴が説教を垂れる。
「だから、すべき事をやってる。」
床に押し倒した鈴に被さり着物の合わせを開き、剥き出しになる太腿をゆっくりと撫で上げる。
「助平…。」
「ああ、鈴はやらしい女だな。」
「鈴ではなく…。」
「すげー塗れてるぞ。」
鈴の股間まで撫で上げれば、鈴が顔を真っ赤にする。