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親愛なるご主人さま
第12章 競売第一幕 真由美
 
 真由美は10代のころは奥手だったが、大学を卒業して中学校で教師を始めた頃から性欲が覚醒していった。その中学校で色々あって教師を辞め、出会った夫と結婚した後、ほんの遊び心で行ってみたホストクラブで、ある意味”ウブな人妻”が強烈なオーラを放っていた吉岡に溺れてしまった。深みに嵌まり離婚・・・
 気づけば今ここで競売に掛けられている奴隷に落ちたわが身・・・・・これが現実のことなのか今も信じられないが、目覚めさせられてしまったマゾの血が理性の意思とは反対に燃えてしまうのであった。売られて男に毎晩犯され・・奉仕させられ・・そう思うと身体の芯が疼き期待に濡れてくるのが悲しくもあり嬉しくもなる真由美だった。

 「もっと、広げろ」

 吉岡に冷たく命じられ、お立ち台のライトの中で我に返った。

 新宿のホストクラブで指名もせず初めて会ったときは、吉岡の方が真由美に媚びるようにおもてなし、真由美は心地よくなってはしゃぎ、高い酒をオーダーして吉岡に一気飲みさせたものだった。
 それから数か月後の今夜、その吉岡からのオーダーは死をも上回る恥辱の命令だった。

「ぁああ・・ジュン。ゆるしてぇ・・」

 真由美は吉岡がホストクラブで使っている源氏名を言って甘えた声で訴えてみた。

 ピシッーン!ピシッーン!

「ヒッ、ヒィーーーーッ!」

 吉岡はベルトに差していた九条鞭で真由美の尻を強烈に連打した。

「なんだ今の言い方は!少なくとも“調教師様”と呼べ!」

 ピシィー!!
 もう一度打たれ赤い鞭痕が白い尻にくっきり浮かんだ。

「ぅううう・・おゆるしを・・調教師様」

「拡げろ。買っていただくお客様にお見せするんだ!」

「は・・・はい」

 真由美は足首を掴んでいた両手を離し、左右から双臀部に回して震える手に力を込めた。赤いマニュキュアの指を右左の尻肉に食い込ませるようにして開け拡げ、アナルの奥を自ら晒した。



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