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親愛なるご主人さま
第13章 競売第二幕 純子

「目を開けろ!」

「はい・・」

 大きな二重瞼の目を客席に向けると、再びヒュ~と口笛が会場から上がった。視線が集まる中、晒されるのはもちろん美貌だけではない。
 前屈み気味に太腿をすり合わせ、モジモジして少しでも女の恥ずかしい部分を隠そうとすると、尻に乗馬鞭が弾けた。

 ピシ!!

 「まっすぐ立て!」

 「ぅう・・・、いや・・おゆるし・・」

 決して許されることはないと知りつつも許しを乞いてしまった。

 ピチィーン!

 容赦なく一発目よりもかなり強い鞭が弾けた。

 「ヒッー!」

 純子の大きな瞳が涙で溢れ頬に伝わり照明に光る。

 「ぅぅぅっ・・」

 泣き出してしまうヒロインに同情する客などおらず、美尻に鞭を叩きつける仁もゾクゾクと昂る加虐感を抑えきれずズボンの前を膨らませた。

 あらかじめ教え込まれたとおり、純子はおずおずとハイヒールの足を左右に広げた。そして死にそうなくらい恥ずかしいご挨拶のセリフを言う時がついに来てしまった。羞恥と緊張にブルブルと胴震いがした。

 「み・・水野・・純子と申します。どうか・・・淫乱なマゾ牝の純子をお買い上げいただき・・・・ゎ・・私のォ・・ォ・・オマ・・〇コや、お尻の・・・穴を・・・うんと虐めてくださいませ・・」

 震えながら教え込まれた恥辱のご挨拶を血吐く思いで言う生贄の身体は、耐えられない悔しい気持ちとは裏腹に身体は自分でも信じられない程に官能の炎にメラメラと燃えていた。
 前出の真由美と同様に下腹部の毛は一本残らず剃り落とされていて、青白い丘に深い縦筋がくっきりと溝を作り、スポットライトに照らされている。

 仁が鞭で内股をピシャリと打ち、脚を更に開かせると、縦筋の上部から勃起したクリトリスが、上皮をめくり上げて見え始めた。カメラのズームした映像がステージの左右のモニターに映し出された。

「ほぉう・・・フフフ・・」

 客席のあちらこちらから低く抑えた含み笑いが漏れた。

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