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親愛なるご主人さま
第14章 値引き品の末路
 「そういうわけじゃねぇんだが・・・・・うーん!?・・・もしかしたら・・この女・・」

 男は真由美の身体には触れず、顔を近づけて観察し、鼻をクンクンさせ、真由美から発せられる匂いを嗅いだ。真由美は前髪を垂らし、目も伏せてガックリと下を向き打ちひしがれたままで、表情は伺い知れない。

 「うぐぐ・・」

 口枷から僅かに声を漏らした。男は真由美の顔からメガネを外してポケットに仕舞った。

 「もしや、お客さん、この女のお知り合いとか・・?」

 「ねぇあんた、吉岡さん・・・だったかな?このパンフレットに書かれている『試用値引きオークション』について詳しく聞かせてくれ」

 「詳しくって言っても・・まぁ要するにこの屋敷内に別室があって、そこで・・やってから買いたくなったらその場でオファーできるんですよ。但しオファーのコールは1回だけ。試用料金は30分で50xです。別室には私も同席するルールなんですが、それで良ければ室内ではもう何でもアリですよ。アナルを試す場合は事前の浣腸のお時間は上限の30分には含まれません。先程の真由美のオークションのスタート価格800x以下の買いたい価格でコールして、他にその価格より高くコールする人がいなければ、この女はお客さんのモノになるわけです」

 「ほぉ!わかった。30分別室でなんでもアリだな?フフフ・・儂の他に試したいって客は今のところは・・・まだいないのだろ?」

 「ええ・・・まだ」

 「よし。別室でこの女の正体を確かめられたら、値引きなしの800のままで買ってやってもいいぞ」

「800で!! マジッすか!すぐ別室にご案内しますよ!」

 吉岡は飛び跳ねるように椅子から立ち上がった。値引きなしの800xで買ってくれたら30%の240はX社から吉岡にバックされる。プラスお試の50xも吉岡に入る。つまり差し引き510xの赤字程度で済めば借金はチャラにはならないが、ホスト生活を続けるには・・まぁなんとかなる。このカモ客を逃してなるものかと吉岡は急にやる気のスイッチが入った。 



 
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