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親愛なるご主人さま
第14章 値引き品の末路
 
 縦横1m半ほどの木箱が用意された。失神から覚めない由美子は膝を抱えた格好で毛布に包まれ箱に入れられた。蓋に付いた南京錠の鍵が掛けられ、吉岡とスタッフの男2人で運び出された。正にお買い上げ商品の搬出だ。
 
 金治はロビーで支払いを済ませた。今日のレートは1エクス=11,500円だった。オークション最低価格800xと試用値引きセールの50xを入れても9,775,000円。田沼金治の現在の収入には高額の買い物だが生涯で最高の買い物だ。オークションの競合無しで、正に1本釣りで溺愛の女を買ったのだ。
 ちなみにこのオークション価格レートは為替レートに連動せず、ドルやユーロをはじめ各国の通貨毎に設定され円高やドル安などに連動しない。オークションに諸外国からも買い手が来るようになってから為替レートに拘わらず国際的不公平感を解消するエージェントX社の配慮だった。
 
 佐藤由美子を積んだ車が屋敷の玄関の車寄せに停められ、金治が車に乗り込む前に吉岡とエージェントX社の細井が見送りに来た。

 吉岡が車の鍵と由美子を入れた箱の鍵を渡した。

「田沼様。あらためて、お買い上げありがとうございました。これ、箱を開ける鍵です。媚薬塗り込んでおきましたから、ご自宅で箱を開ける頃には・・・失神から目覚めた由美子のオネダリが早速始まりますよ。フフフ」

「今夜、早速バージンアナルをいただこうかな・・ひひひ」

「いい買い物ができましたな。箱を開けるのが楽しみでしょ。おめでとうございます」

「おぉ、これは、これは細井さん。ミスターXによろしくお伝えくだされ。女房に別れさせられ、学園を追い払われた時、Xさんに救いの手を差し伸べていただいてねー。ヤバい橋も渡りましたが、今回のこのオークションに招待され、こんな幸運に恵まれるとは・・なんと御礼を言って良いか・・」

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