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親愛なるご主人さま
第15章 アバヤの女

 「バスルームを使わせてくれ」

 アドラーの通訳が有無も言わさない口調で言い放った。

 「バスルーム?承知いたしました。おい。浴室まで連れて行ってくれ」

 仁が応じてスタッフの男たちに指示し首輪を引いた。純子は引かれて2、3歩ほど進んだが、そこまでで限界だった。立ち止まって胴震いした。

 「ぁあああああぁぁぁ・・・・もう・・ダメっ!・・ぅうう・・・」

 純子は断末魔の呻きを漏らした。アナル栓が腸内の圧力に負けてすっ飛び、仁が慌てて据えたガラス製のたらいに茶褐色の濁流が派手な音を立てて噴射した。

 堰を切ってしまうと後は止めどなく汚物が流れ出てくる。

 ハプニングに会場はどっと沸いた。

 「おやおや、派手に崩壊だ!」

 「お香を焚いていても匂ってくるわね」

 「いやっ・・・見ないでぇ・・ぅうう・ひぃ・・あっーーーー」


 純子の悲鳴とも嗚咽とも言えない崩壊の叫びが響く。

 調教過程では仁によって浣腸やアナルセックスは経験させられていたが、煌々としたライトに照らされる衆人環境下で排泄をさせられるのは無論初めての事であった。それは彼女の想像を遥かに超え、この上ない恥辱と屈辱であり、“美しすぎるCA”とまで言われた水野純子のプライドが微塵もなく壊れて堕ちた瞬間だった。

 プリッ!

 ボトッ。

 最後にフィリピンの男が無理やり入れた太いソーセージが濁音と共にアナルから顔を出し、飛び出してに落ちた。

 「ぅうううう・・・」

 小娘のように泣きじゃくり放心状態でビニールシートの床にペタンと座ってしまった純子をスタッフの調教助手2人がバスタオルで包んで抱えステージの袖に下がり、浴室に運んでいった。

 観客が唖然とする中でオークション第二幕は突然終了した。



 その浴室は広く、以前菜穂子と薫が圭吾と玲子にアナル調教された場所だ。アドラーと側近の2人は細井の案内で既に浴室に来ていた。

 仁が純子のアナルにホースを突っ込み微温湯で洗腸した。体内から流れ出る茶色の液体が透明になるまで繰り返された。
 純子はもはやされるがままで「いやっ」の一言も言えず放心状態で身をまかせ、洗腸の後、シャワーで全身の汗を清められた。そしてアドラーの要望で玲子特性の媚薬クリームが前後の穴にたっぷりと塗込められた。
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