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親愛なるご主人さま
第16章 沙耶香の調べ
 
 メッシュストッキングに12cmの黒い編み上げピンヒールブーツを履き、胸が大きく開いたハイレグボディスーツをフィットさせた玲子がステージに上がると、大きな歓声が上がった。白い肌とダイヤのネックレスがスポットライトに輝き、肘までの黒革の長手袋を嵌めた右手には長さ2mにも及ぶ蛇皮を編んだ一本鞭が握られていた。

 「イエ~ィ! ミストレスー!レイコ~!」

 大きな掛け声が客席から掛かると、玲子はノリノリで応えるように微笑み、ステージの右から左に黒髪をなびかせ踊る様にモンローウォークでグラマスなヒップとバストを揺らした。そしてステージ中央で一本鞭をひと振り、ピシッと床に叩きつけてからアイシャドウの妖艶な切れ長の目で睨むように客席を見渡した。
 170cm、88.57.90見事なボディから溢れるサディステックな女王の色香に、客席から称賛の口笛とため息が漏れた。

 ヘビィロックのBGM音量が下がり、玲子はハンドマイクを持った。

 「第3幕を仕切らせていただく玲子です。その前にこれから皆さまがお待ちかねのサプライズ企画を入れます。ウフフ・・・それでは早速、投票結果を発表する前に、本日の追加オークション生贄候補のメイド5人をステージに上げてちょうだい!」

 玲子の掛け声に呼応して、仁や吉岡をはじめ今夜の裏方スタッフ役の調教師たちが会場に散った。そして会場内のウエイトレス役をやっていたメイド服の侍女たちを捕まえ、後ろ手錠掛けて首輪を嵌めステージに上げる為に首輪にリードを着けて引っ張った。メイド服の侍女たちは会場のあちらこちらで悲鳴を上げて抵抗した。彼女たちは皆、今日ここへ連れて来られる前には、酒やつまみを客のテーブルに運ぶ程度の女給の仕事をさせられるとしか聞いていないから当然だ。

「何をなさるの、やめてください!」

「玲子女王様の命令なんだよ!オマらも酒を運んで客に尻を触られている程度じゃ物足りないだろ、さぁ、舞台へ上がれ!」

「いやっ、聞いてないわ!こんなこと」

「だからサプライズ企画なんだよ。抵抗するとお仕置きだぞ」

「そ、そんなぁ・・・ぁあ・・お許しを・・」

 捕らえられ、怯えながら抵抗しつつもステージに次々と上げられるメイド達の姿に会場の客も大喜びで囃し立てた。
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