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親愛なるご主人さま
第16章 沙耶香の調べ
父親の事業の失敗、膨大な負債、返済にもがき苦しむ父の姿・・・・X社がそんな父親に救いの手を差し伸べてきたのがきっかけとなり、結果的に沙耶香の運命を暗転させた。

「お嬢さんはピアニストになる夢は諦めなくていいんですよ。お父様はあんなことになったけど、X社はあなたがプロデビューするまで支援しますよ」

沙耶香はX社の細井と言う男の申し出を信じ込んだ。

優しい両親に溺愛され、世間知らずでお嬢様育ちの沙耶香には父親を憎むことも、自分の身を預けられたX社を怪しむことも出来なかった。

X社が用意した防音装置がついたマンションの部屋に案内され、部屋に置いてあるSteinway & Sons社のグランドピアノに心ときめいた。お人好しの沙耶香はこの部屋に下宿して音大に通わせてくれるものと思い込んだ。

しかし、部屋に引っ越した日の晩、そのグランドピアノの上で細井に処女を奪われ、2日目には縄で縛られてフェラを強要された。3日目には鞭打たれながら絶対服従を誓わされ、誓いの証として陰毛を剃られ、本格的な『マゾ調教』が始まった。悲鳴も叫びも完全防音の壁に跳ね返され、外には一切届かない中、ショックが大きく呆然自失の沙耶香は抵抗して逃げ出そうとする気力さえも失った。逆に植え付けられたものは、凌辱される中で苦痛を快楽に変換され、徐々に芽生えてしまったマゾの性感と、そんな自分への自己嫌悪だった。ロストヴァージンからわずか4日後には細井の指が軽く乳首を捻るだけで艶っぽい声を上げ、自ら腰を振ってねだり始めるまでになってしまった。

「マゾの素質十分だな。だが明日は、調教は休みだ。ん?残念か?フフフ,その代りに、とあるパーティーに連れて行く。そこでメイド服を着てピアノを弾くお仕事があるんだ。演奏できて嬉しいか?」

X社に預けられて5日目の晩にそう言い渡された。

どんなパーティーか教えてくれなかったが、パーティー会場で弾く添え物のピアノ演奏に耳を傾ける客など皆無に等しいだろうと覚悟はしていた。それでも沙耶香は失った正常な心を自ら取り戻すため、一心不乱に鍵盤に向かおうと努めた。だがピアノのすぐ傍のステージ上で行われた真由美や純子の姿と繰り広げられる変態なショーの様子に愕然とした。鍵盤上の指は震え、心乱れるだけではなく、細井によって芽生えさせられたマゾの血が身体の奥底から沸々と疼き出すのであった。
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