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親愛なるご主人さま
第16章 沙耶香の調べ

オークションが続く喧騒の中、宙吊りの沙耶香に玲子が近づいて耳元で囁いた。
「お家のご事情は細井さんから詳しく聞いたわ。お父様の会社、破綻して大変なご様子ね。あなたが高く売れれば資金繰りは随分助かるんじゃない?」
「え?そうなんですか?」
「そうよね。細井さん?」
「そうだよ沙耶香。お父様も気をもんでいらっしゃる。オマエが安く買われて足りない分が出たらねぇ、その時は・・今度はお母様が熟女ソープで働かなければならなくなる」
「えぇ?お母様が・・ソープって!酷い。あんまりだわっ」
「フフ・・お嬢様育ちのオマエでもソープランドがどういう所か知っているんだな」
「あなたのお母様ってまだ41歳でお美しいんですってねー」
「X社系列の吉原のお店でテクニックをしっかり仕込めば、ひと月後にはご指名ナンバー1になること間違いない。でも沙耶香が売れなければ、お母様は1日5人のお客を取り続けてフル回転だな。お気の毒に・・・お父様のために必死にソープで身体売って稼ぐわけだ」
「あっっ・・うそ・・そんな、そんなこと」
(あの、いつもお優しくて淑やかで、お父様を心から愛してらっしゃるお母様がそんなことできるはずがないわ・・・・ )
「お母様のためにも沙耶香ちゃんがしっかりしなきゃ!お母様の1ヶ月分をオマエなら今夜だけで稼げるぞぉ」
「今現在、コールは1,100xかぁ、もっとアピールして頑張んなきゃね。お母様もお父様も可哀想でしょ~?」
「・・・は、はい。」
「お家のご事情は細井さんから詳しく聞いたわ。お父様の会社、破綻して大変なご様子ね。あなたが高く売れれば資金繰りは随分助かるんじゃない?」
「え?そうなんですか?」
「そうよね。細井さん?」
「そうだよ沙耶香。お父様も気をもんでいらっしゃる。オマエが安く買われて足りない分が出たらねぇ、その時は・・今度はお母様が熟女ソープで働かなければならなくなる」
「えぇ?お母様が・・ソープって!酷い。あんまりだわっ」
「フフ・・お嬢様育ちのオマエでもソープランドがどういう所か知っているんだな」
「あなたのお母様ってまだ41歳でお美しいんですってねー」
「X社系列の吉原のお店でテクニックをしっかり仕込めば、ひと月後にはご指名ナンバー1になること間違いない。でも沙耶香が売れなければ、お母様は1日5人のお客を取り続けてフル回転だな。お気の毒に・・・お父様のために必死にソープで身体売って稼ぐわけだ」
「あっっ・・うそ・・そんな、そんなこと」
(あの、いつもお優しくて淑やかで、お父様を心から愛してらっしゃるお母様がそんなことできるはずがないわ・・・・ )
「お母様のためにも沙耶香ちゃんがしっかりしなきゃ!お母様の1ヶ月分をオマエなら今夜だけで稼げるぞぉ」
「今現在、コールは1,100xかぁ、もっとアピールして頑張んなきゃね。お母様もお父様も可哀想でしょ~?」
「・・・は、はい。」

