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親愛なるご主人さま
第16章 沙耶香の調べ

「ぁああああ・・・ダっ・・・ダメーーーー!!」
真っ白い褌に黄色いシミがジワジワと広がっていき、あっという間に溢れ出して太腿を伝わり床にショボショボと流れ落ちた。
堤防が決壊した如く、放尿が止まらず続く中、オークションコールも続いた。
「3,700 !」
「3,800 だぁ!」
「お漏らししちゃったお仕置きを玲子様にたっぷりしてもらえよぉ~」
下卑たヤジが飛び、沙耶香を羞恥の地獄に落とす嘲笑が上がった。
透明な丸いボウルが足元に置かれたが、今さら受け止めるには何の役に立たず、褌をびしょびしょに濡らして溢れた生暖かい小水が、片足立ちの右足を伝わり床に水溜まりを作った。
飛び交うヤジと買値コールの中、激しい競り合いを最終的に制したのは、水野純子のセリでアドラーに敗れたベネチアンマスクの男、黒磯健児だった。プライスハンマーが鳴らされた時、買値は4,500xまで昇っていた。
「おめでとうございますベネチアンマスクのお客様。お引き渡しについて何かご要望があればお聞きしますわ。納品の時に着せる服や『売約済み』の刻印などはいかがいたしましょうか?」
ステージ上から玲子が黒磯の名を伏せて呼びかけた。傍らの沙耶香は溜まっていた小水を出し切ったのか緊張がほぐれ始め、あらためて耐え難い羞恥心が湧き上がってきた。唇を震わせながら、全身をほんのりピンク色に染めて震える羞恥の色香を醸し出し、ぐっしょり濡れた褌からはまだポタポタと黄金の雫が落ちていた。
「ありがとう。玲子女王様。引き渡しは、取り敢えずオシッコまみれの褌は要らんな。服も下着もなしで首輪にリードとだけでいい。お漏らしのお仕置きとして刻印を焼き付けて、それから玲子さん特製の媚薬クリームをオマ〇コとアナルにたっぷり塗り込んでおいてくれ。引き渡し場所はこのVIP席で結構。なるべく早く頼むわ。ヒヒヒッ」

