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親愛なるご主人さま
第3章 菜穂子の手紙2

「ぁぁ・・いやん、はずかしいです」

 思わず菜穂子は恥ずかしさに固く目を瞑ってしまいました。でもK様も奥様も「目を開けろ!」と菜穂子に命じないのが不思議です。
 目を瞑るとシャンデリアの光が閉じた瞼を通して淡いピンクのベールのように広がり視界が遮られます。するとそのようにした分、視覚より身体の触覚が増してゆき、乳首とクリトリスとアナル周辺のムズムズ感がより一層激しくなってゆくようでした。時間が経つと更に媚薬が局部に浸み込んでムズ痒さは、まるで蟻かミミズが這うようでした。

 (ああ、もう、なんとかしてぇ、誰か触って掻きむしってぇ)口に出して叫びたいのですが、きっとK様にキツイお仕置きをされてしまいます。菜穂子は眼を閉じたままテーブルの上で苦し紛れに首を左右に振って耐え、心の中で叫びました。そんな菜穂をK様も玲子奥様も見透かしている様でした。

「フフフッ、大分お薬が効いてきたようだな」

「飢えた舐め犬の餌にはちょうどいい頃合いね」

 「よーし、舐め犬はこっちへ来い。舌の先を伸ばして菜穂子のココをチロチロ舐めてごらん」

 「ワン!」

 “舐め犬”と呼ばれたその女性はハスキーな声で「ワン!」と啼くと菜穂子が乗せられているテーブルに呼び寄せられ、大きく開いた菜穂子の足元近くの床に手足を揃えて座ったようです。

「ねえ、あなた、いきなり“舐め犬“にアソコを舐めさせたらあっという間に菜穂子ったら気をやっちゃうんじゃない? 焦らしながら性感の良いところを探してみましょうよ。ウフフ・・・」

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