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親愛なるご主人さま
第3章 菜穂子の手紙2
 
 玲子奥様のウキウキした声が菜穂子をさらに淫乱に高ぶらせます。菜穂子は恥ずかしさを紛らわすために両目を固く閉じたままでいました。するとK様は菜穂子の両目の上から黒い布で目隠しをしてしまいました。

 「これでよし。目を開けても暗闇だ。なぜ目隠しをしたか解るかな?菜穂子」

 「・・・いえ、わかりません。見てはいけないのでしょうか」


 「お前の性感アップの為さ。人間は視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚の五感の内のひとつでも失うと他の感覚が失った感覚を補おうとして少しづつ感度アップするようにできている。視界を遮られた上に媚薬クリームで敏感にされたお前の局部触覚がどこまでアップするか、楽しい人体実験だよ」

 「・・・人体実験・・・」

 ご主人様、菜穂子はモルモットのように実験に使われ、いずれ身体を性感の塊のようにされてしまうのでしょうか。でも怖さよりもに期待の方が大きく、わくわくドキドキしてしまう、もうどうしようもない淫乱マゾです。

「よーし、薫!菜穂子の足の指から舐めはじめなさい」

「ワン」

(薫「カオル」様って言うお名前なんだわ!)K様が命じた言葉でやっと知り得ました。

 少しハスキーな低い声で「ワン」と啼いた薫様は私の左足の親指をぺろり舐めてから口に含みました。

 「うひぃ・・・!」

 菜穂子はびくっと足を跳ね上げて変な声を出してしまいました。薫様は続いて左足の親指から小指までゆっくりと丁寧に舌を使ったり、唇でチュルッと吸い上げたりを繰り返します。

「ひぃぃぃぃいい・・・」


 それはまるでナメクジかミミズが足の指の間をニュルニュルと這い回るようなおぞましさと、くすぐったさに耐える拷問のようでした。K様がおっしゃるように催淫クリームと目隠しで感度が極度にアップしています。


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