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親愛なるご主人さま
第23章 旅立ち

玲子が見送る中、圭吾の4WDパジェロは助手席に菜穂子を乗せ、屋敷の門をくぐり、雪を跳ね上げながら山道を下って行った。
次いで細井一馬がレンタルしてきた小さなワンボックス車を屋敷の玄関に横付けした。昨夜のオークションパーティが済んでからメイド服のまま地下室に監禁していた牝奴隷の4人を個別の小さな檻に入れたまま車の荷物スペース積み込んで出発した。それぞれの担当の調教師の元に返すためだ。
「普通にお届けするだけじゃ道中つまらんかな・・・」
一馬はそう言うと乗車する前にルミ、愛子、めぐみ、彩乃の4人に朝食替わりの特製媚薬入りのドロっとした栄養ドリンクをたっぷりと飲ませた。そして麻縄を持出し、後ろ手に縛り、縄尻を腰に回してクリトリスとアナルに当たる部分にコブを作ってから縄を股間に縦に通して、腰の後ろでT字型にして固く結んだ。
15分も車を走らせると早くも媚薬入りドリンクと股縄の効果が出始め、4人の女は檻の中で腰をモジモジし始めた。
「あぁ・・一馬様・・・どうにかしてくださいまし・・・もう・・・」
最初に啼き始めたのは愛子だった。
メイド服を捲り上げ、足を広げて尻を掲げ、狭い檻の鉄格子に股縄をこすりつけるようにして自慰し始めた。
ほどなくして他の三人も同様で、冷えた外気とは正反対に狭い車内は発情した牝の熱気と淫臭でむせ返る程になり、窓ガラスを曇らせた。
一馬は女たちの喘ぎ声をあたかもドライブのBGM代りにして軽快にアクセルを踏み込み東京に向け走らせた。
「ぁああ・・ぃ・・・いかせて・・一馬様・・」
車が揺れる度に4人の女が次々に後部の荷台の檻の中から悲鳴のようなオネダリ声を上げた。
しかし細井一馬は女たちの喘ぎやオネダリを耳では聞きながらも、頭の中で考えあぐねているのは菜穂子のことだった。
『契約は破棄され、菜穂子さんは自由の身になった』エージェント”X社”の人間として数刻前そのように告げたが、今になって、細井は後悔している自分の気持ちが浮かんできた。

