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親愛なるご主人さま
第2章 菜穂子の手紙1
 
 初夏の風薫る季節、ご主人様に於かれましては、お変わりなくお過ごしことと存じます。ご主人様の元を離れ3週間が経ちました。
 東京のホテルのお部屋でK様に引き渡された後、菜穂子は今、信州の山深いところにあるKご夫妻様のお屋敷でご主人様のお気に召すマゾ牝奴隷になれるように毎日厳しい調教をいただいております。
 本日、ようやくK様のご指示を賜り、ご主人様にこれまでの菜穂子の調教経過報告のお手紙を書くことができます。ご報告が大変遅くなり、ご心配を沢山おかけしたこと、どうかお許しください。ご主人様のお慈悲をいただけるのならば菜穂子はどのようなことでもお受けいたします。

 卑しいマゾ牝の菜穂子が、ご主人様に想いを馳せながらお手紙を書ける。そのこと自体がどんなに嬉しくて、ありがたいことか言うに及びません。なにからご報告申し上げたら良いものでしょうか?.....

 それより、まず最初に、ご主人様に深くお詫び申し上げることを書かなければなりません。2週前のあの日、ご主人様が信頼なさっているKご夫妻様の元へ行くことにも拘わらず、菜穂子はご主人様と暫し離れ離れになる寂しさと、見知らぬ所へ連れて行かれて調教をお受けする不安から、K様の車に乗る際に、ご主人様の前で取り乱し、涙を流してしまいました。後でK様の奥様よりご主人様がとてもご心配なさっていたことをお伺いし、大変申し訳ない気持ちいっぱいでございます。涙ぐんで、だらしなかった菜穂子をどうかお許しくださいませ。菜穂子は卑しいただのマゾ牝でございます。ご主人様にご心配をいただけるような女ではございません。

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