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親愛なるご主人さま
第27章 死体と寝る女

付属センターの女医、北条レイラは、予期せぬ訪問客の矢島刑事を手際よく追っ払うと、一人残った施設の一室で死体検分の準備に取り掛かった。
(時間があれば、久々にやっしーを弄んでやりたかったけどな・・・あのモルモット、今頃は家に帰ってオナニーでもしているんだろう)
そんなことを思いつつも、この後の検分の楽しみには到底代えがたいのだった。
(これだけの上玉はなかなかお目に掛かれない・・・)
レイラはほくそ笑みながら目を爛々と輝かせ、解剖台の上の女の裸体を見た。
大学の救急病棟勤務などに比べれば、法医学の死体検分や解剖は激務ではないが、好き好んで志望する医者は少ない。しかし死体フェチのレイラにとってこの仕事は天職だった。
”死体フェチ”
そんなフェチズムがあるのか定かではないが・・・
北条レイラは元々優秀な女子医学生だった。勉強好きで研究熱心さが妙な方向に高まり、やがて人の「死」や「死体」そのものに異様な執着心を持つようになっていった。産婦人科医で整形外科医の夫との出会いと別れ、その元夫の変質性癖も彼女に大きな影響を与えていた。
レイラはいよいよ死体の検分に取り掛かった。名前も分からない若く美しい女の死体。白く陶器のような肌。食べてしまいたい衝動に駆られ、早くもレイラの女の泉から蜜が溢れてきた。腐敗防止のドライアイスを女の身体の周囲から取り除き、真冬でも暖房を入れない冷えた解剖室でもレイラの身体は燃えるように火照っていた。
火照るレイラの身体とは対照的に、名もない女の死体は当然ひんやりとしている。
レイラは手術用の薄い手袋を脱ぎ素手になり、さらに白衣も脱ぎ捨てブラとパンティーとガーターストッキングだけになった。
素手で冷たい死体の乳房をくるみ込む。
「ぉおお・・・」
レイラは思わず感嘆の声を漏らした。
死後24時間以上経って身体は、ある程度硬直しているが、乳房には柔らかみがあった。
愛撫を続けながら赤く長い舌を出し、乳首を舐めてから吸い付いた。

