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親愛なるご主人さま
第27章 死体と寝る女



 美穂のアナルの肉壁が、レイラの指の動きに反応したかのように、わずかにキュッと締めたのだ。




「うっ、っ、う、うそでしょ!」





 レイラは驚いて指を抜いた。


 死体というのは死後硬直とその後の暖解の時に、体の筋や肉が硬くなってから再び緩み、極まれに体の位置が微動することは起き得ることである、それは医療従事者なら知っていて当然の知識だ。

 
 しかし今の動きは・・・


 レイラは心臓がバクバクとするのを冷静に抑え、今度は左手の中指を開いた花弁の中に、右の中指を窄まったアナルへ同時に差し込み、指の関節を曲げたり伸ばししてみた。

 さっきより反応良く、左右両方の指を引き込むようにキュ~ッと締めてきた。



 「ぅあああぁ!!!!!」


 レイラは声を上げ、耳を遺体の左胸にピタリと付けた。



「いっ!!!!!! 」




「・・・ぃ、・・生きて?・・・・いる?・・・・・・」










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