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親愛なるご主人さま
第2章 菜穂子の手紙1
 
 K様の別荘での調教生活は毎日がドキドキです。別荘というより大きな洋風のお城と言っても良いぐらいのお屋敷で、2階にも地下にもお部屋が沢山あります。真っ赤な絨毯が曳きつめられた「調教部屋」、産婦人科の拘束椅子が置かれた「医務室」、地下にはコンクリートの床に黒い鉄格子の檻がある恐ろしい「お仕置き部屋」等々、全部でいくつのお部屋があるのかわからないぐらいです。この広いお屋敷の中で菜穂子が身に着けることをお許しいただいているのは、赤い犬の首輪と、もうひとつは金属製の貞操帯だけです。そして2本足で立って歩くことは決して許されません。首輪に鎖を付けてK様や玲子奥様に引かれて、必ず四つん這いで歩行しなければならないのです。はじめはそれだけでも菜穂子は恥ずかしさで胸が張り裂けそうでしたが、淫乱なマゾ牝にふさわしい四足歩行になるように、歩くときの腰のくねらせ方やお尻の振り方、胸の揺らし方に至るまで玲子奥様に特に厳しく躾られております。菜穂子の調教は主に玲子奥様がなさいます。

 「菜穂子!顔を下に向けたらだめよ! 顔を上げて、お尻を高く突き出すの!膝は床に着けるんじゃない!!」

 「はっ、はい奥様。」

 「フフフ・・・いい子ね。後ろ足をハの字にして左右の膝を擦り合わせるように進みなさい。お尻をプリプリくねらせながら歩くのよ。いいわね!」

 「ああ・・・そんなこと・・はずかしいです」

 ピシッー! 

 「ひっっ、お、お許しを!」

 「オマエの四足歩行を後ろからご覧になるご主人様の目を楽しませためにやるのよ!」

 教えられたとおりにできずに弱音を吐くと、容赦なく乗馬鞭がお尻に振り下ろされます。

 玲子奥様の鞭使いは絶妙です。乗馬鞭や九条鞭、細くてしなる竹鞭、蛇の皮製の長い一本鞭など様々な鞭をお使いになり、菜穂子にお仕置きを下さったり、弄んだりしてくださるのです。
 
 玲子奥様の鞭をお尻に頂くたびに菜穂子は痛くても、はしたない悦びの声を上げてしまうのです。




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