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親愛なるご主人さま
第5章 菜穂子の手紙4

菜穂子が普段このお屋敷で過ごしているときは、薄化粧にしているのですが、この時は薫様の手でいつもより濃い目のメイクをされてしまいました。パープル系も少し加えたアイシャドウに濃いマスカラ。チークも入れ、唇のグロスの色もいつもより派手に赤く施されました。薫様ご自身も同様のメイクをなさって、化粧台の大きな鏡の前に全裸で立つ私たち二人は、さながら姉妹の娼婦のようで、自分で見てもドキドキするぐらい淫靡で妖しい姿に映りました。それは薫様のお言葉を借りれば、姉妹ふたりをまとめてお買い上げいただいたVIPのお客様の客室の控えの間で、これから行うコトにときめきながらお声が掛かるのを心待ちにしているかのような風情でした。最後に自分の手で赤い首輪をつけ、奴隷番号札を下げて準備完了です。
薫様の湯上りにモイスチャーボディーローションを塗った白い肌は、ほんのりとピンク色に上気して潤い、たおやかなボディラインはけぶるように美しく、おっぱいはプルンとしていて、菜穂子はまたしても薫様に引き込まれるように魅せられてしまいまいた。そして、どうしても目線が下半身に行ってしまいます。完璧な美しい女性でありながら可愛らしいペニスを生やしている下半身に・・・
「そんなにジロジロ見ないで・・」
「あぁ、ごめんなさい・・」
「お浣腸されて時も菜穂子さまったら・・私のことをじーっと見てたわね」
薫様の肌は輝きを増して匂い立つようなお色気がございました。
「ところで菜穂子様はこのお屋敷で年に数回マゾ奴隷のオークションが開催されることってご存じ?」
「えぇ、詳しくは知りませんがK様と奥様がそのようなお話をしていたのを少しお聞きました」
「たくさんお客様がお屋敷のパーティールームにいらっしゃって、公開オークションが行われるの。競売に掛けられる奴隷たちは全裸にされて舞台に上げられて買値コールをお受けして、一番高いお値段をコールしたお客様に売られるのよ。奴隷たちは出来るだけ商品価値が高まるように、肌を磨き、香水を掛け、メイクも普段より少し派手めで入念にされるの。それで首輪にオークション番号が書かれた札を下げられて・・・・今日はそのオークションへの奴隷の心構えや予行練習の意味合いもあるのかもしれないわ」

