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親愛なるご主人さま
第5章 菜穂子の手紙4

「入れ。遅かったな」
「申し訳ございません!」薫様と私は声を揃えてお詫びし、正座して床に額をつけました。
「まぁいいだろう、時間は掛かったが身体の隅々までピカピカに磨いたようだな。オークションの舞台に上がる時もそのようにするのだ。いいな」
「はい!」
「香水は何を使った?」
「私はディオールで、菜穂子様はシャネル・ミツコでございます」
「ふむ、悪くないが、つけ過ぎず軽くにしておけ、その方がお前たちのフェロモンと適度にバランス良く混じり合って、甘い淫乱臭がお客様を喜ばせるのだよ」
「はい」
「今日は特別だが菜穂子はシェネルを使う必要ないわ。ご主人様のSさんのお好みは、お前の体臭そのままがお好きらしいからね」
「は、はい」
「よーし立て!両手を背中の後ろに組みなさい!」
「はい!」
K様に命じられ私たち二人は操り人形のようにスッと立ち上がり、あらためてK様と奥様の目にボディクリームでしっとり磨きあげたパイパンの身体をお見せしました。もちろんこの時も身に着けているのは番号札が付いた犬の首輪だけです。
明るい照明の下、K様と奥様は目を細め私たちの身体をじっくりと観察していらっしゃいました。
恥ずかしさから身体や脚をよじってパイパンの股間を隠したりしようとすると奥様の一本鞭がすぐに飛んできますので微動だにせず直立姿勢です。
「フフフ、いい眺めだ。薫は昨日からずーっとペニクリ勃起させて硬くなったままだな」
「いやらしいわね~。先っちょからヨダレたらして」
「エッチが好きな女性にとっては理想のおもちゃだな。タマ抜きで生でしても妊娠の心配なく、直ぐに勃起して我慢汁は豊富に出るわけだからな。フフフッ・・」
「オークションでは男性サディストよりマダム達からの買値コールが殺到するかもしれないわねー。菜穂子の方は、こうしてあらためて見ると、春先にこの屋敷に来た頃に比べて、随分と体つきが色っぽくなったわね」

