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無垢な制服と淫らなランジェリー
第2章 罠
杉浦が初めて雪乃をホテルへと誘ったのは、誰もいない放課後の教室でのことだった。
その日雪乃は、間違えて持ち帰ってしまったクラスメイトの財布をこっそりと相手の机の荷物に紛れさせて返そうとしていた。
相手はクラスの中心人物である性格のきついギャル系の女子で、「自分の財布と似ていたから間違えた」と正直に話しても信じてもらえないと思ったらしい。
放課後の教室で誰にも見つからずにことを済ませようとしていた彼女は、しかしその現場を副担任の杉浦に見つかってしまった。
「先生、お願いします、誰にも言わないで・・・・・・!」
雪乃は自分の無実を訴えると同時に、そう強く懇願してきた。
雪乃は大人しく真面目な、悪くいえば地味で目立たない、気の弱そうな生徒だ。
教師の目からも盗みをするような子には見えず、杉浦は素直に彼女の話を信じた。
それに、彼女のような立場の弱い生徒がクラスのリーダー格から睨まれるのを恐れるのも理解できる。