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いたいけな密室〜二人の処女の調教記録〜
第7章 詠美の『仕込み』の再開
桐生は黒のレザーパンツを履き、上半身には何も着ていなかった。

桐生に肩を抱かれて立つ詠美が着ているのは、むっちりとした太ももに食い込む白いニーハイソックスと、
ヒラヒラとしたピンク色の、裾の長いキャミソールのようなーーー多分、ベビードールという服だろう。

胸の下の切り替えで結ばれたサテン地の赤いリボンが甘やかでかわいらしい。

しかし、そのベビードールは、服として素肌を隠すという役割を一切果たしていなかった。

生地はあまりに薄く、その下にある肉体の何もかもを透かし見せてしまっていた。

小さな紐パンを履いた下半身、発育の良い丸い胸、生地をツンと押し上げる、淡く色付いた二つの乳首。

ピンクの薄布は、その向こうに透かし見える少女の体を、なぜか直に裸体を晒すよりも蠱惑的で、生々しくいやらしいものに見せていた。

詠美は美奈緒の姿を見つけると瞳を潤ませて「ミナ...」と口を開きかけたが、部屋中の視線が自分に集まっていることに気付くと、真っ赤になって体を抱いて俯いてしまう。

「待たせたね、みんな」

桐生が鷹揚に言いながらリモコンを操作する。

知らない少女の喘ぐ様子を映していたモニターが暗くなる。

男はさらにリモコンのボタンを押し、何かを操作している。

カメラのスイッチを入れているのだと美奈緒が気付くのと同時に、男は声の調子を変えて告げた。

「ーーーさあ、詠美の『仕込み』の再開だ」

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