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いたいけな密室〜二人の処女の調教記録〜
第2章 誘い込まれた少女たち
なんでこんなことになってしまったんだろう。
美奈緒はさっきからずっとそう思っていたし、おそらく隣りに座る詠美も同じことを考えているだろう。
「そうか、江藤さんはスカウトを辞退したのか。まあ、本人にその気がないなら仕方ないねえ」
低いテーブルを挟んで向かいに座るスーツの男が、残念そうに頷いている。
男の名前は桐生鉄風。
この会社「アイアンウィンド」の社長だと、美奈緒たちは今さっき自己紹介を受けたばかりだった。
歳は多分、美奈緒たちの父親よりも少し上...50代の始めくらいだろうか。
がっしりした体格に日に焼けた顔、一見人が良さそうに見えるが、目付きが妙に鋭く威圧感がある。
まさか、高校生の自分たちが訪ねて行って、社長なんていう偉い人と直接話すことになるとは思ってもみなかった。