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いたいけな密室〜二人の処女の調教記録〜
第4章 あどけない花は散り
美奈緒はふと目を覚ました。
素肌に感じるシーツの感触と気だるい身体。
裸の身体の上にかけられた薄いブランケット。
自分は一体こんな格好で何をしているんだろう。
ぼんやりとそんなことを考えながらブランケットの中で身じろいで、自分の身体の中に残る小さな違和感に気付いた。
身体の芯にくすぶる、甘美な熱のなごり。
(そうだ、私…!)
自分の身に起こったことが一気に脳裏に蘇ってくる。
ここは、リツカの代わりに訪れた、芸能事務所ーーーだとばかり思っていた場所。
実はAV制作会社だったそこで、制服を剥かれ、男に身体中をまさぐられ、秘所を暴かれ、恥ずかしい言葉を口にさせられながら…。
(中で気持ちよくなって…おもちゃで…)
今はもう、内側に何かが埋められている感覚はなかった。
美奈緒を初めての内側での絶頂へと導いたあの淫具はとっくに抜き取られ、美奈緒が気を失っているうちにそこに別の何かが押し入ってきたような様子もない。
(まだ犯されてはいないんだ…)
安心と失望がないまぜになった感情が沸き起こり、美奈緒はそんな自分の気持ちに1人で顔を赤くした。
(何よ、失望って)