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第5章 バスルームの美少女

「ああ、詠美ほどじゃないが、美奈緒のココも大分汗をかいたな...」

男の指が、泉から愛液を掻き出そうとするように動く。

狭い場所に滑り込んできたその指は、そのまま肉壁をこじ開けるように奥の方へ侵入し始めた。

さすがに大人しく「洗われて」はいられなくなった美奈緒は、たまらず「ま、待ってっ、だめっ」と男の腕を掴んだ。

「あ、あの...！この部屋にも、カメラが付いてるんですか...？」

「いや、ここには付いてないよ。
ここはセットじゃなくて、基本的には女優や男優が仕事終わりにひとっ風呂浴びるためのリフレッシュルームだからな」

「じ、じゃあ...」

どうして桐生の手は、明らかに淫らな意図を持って美奈緒の身体に触れてくるのか。

美奈緒と詠美をこの「アイアンウィンド」の女優に相応しい『女』に『仕込む』という彼らだが、一番の目的は『仕込み』の様子を撮影して販売することで利益を得ることのはずだ。

カメラが回っていない場所で美奈緒を喘がせたところで、会社の利益には繋がらない。

「そうだよ、美奈緒の考えてる通りだ。
ここで盛っても記録されないし、金にはならない。
けどなあ...」

「ひっ」

男の指が、さらに美奈緒の深いところにまで入り込んでくる。

美奈緒はその感触にゾクリと身体を揺らし、その瞬間、自分の尻の上あたりに押し付けられた固いものの存在に気付いた。