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【台本】独占欲に捕らわれて
第3章 排除
男:2
斗真の家
【インターホン】
斗真:「こんな時間に来客だなんて、珍しい……」
【玄関を開ける音】
斗真:「紅玲じゃないか。どうしたんだ?」
紅玲:「トーマはさ、オレがチサちゃんのこと好きなの知ってるよねぇ?」:張り付いた笑顔
斗真:「あぁ、君から聞いたからな」
紅玲:「なのに、なんでチサちゃんに近づいたの?」
斗真:「近づいたって、なんのことだ?」
紅玲:「とぼけないでよ。チサちゃんと呑みに行ったでしょ?」
斗真:「確かに千聖さんと呑んだが、彼女は紅玲を誤解しているようだから、誤解を解こうと思ったんだ。下心なんかじゃない」
紅玲:「下心があるかどうかなんて、関係ないよ。オレのチサちゃんに近づいたこと自体が大罪なんだからさ」
【刃物を取り出す音】
斗真:「紅玲!? 待て、早まるな! 一旦落ち着け!」
紅玲:「あっはは、オレは至って冷静だよ。トーマこそ、落ち着いたら?」
斗真:「まずはそのナイフをしまってくれないか?」
紅玲:「んー、そうだねぇ。じゃ、トーマの中にしまってあげる」
【刺す音】
斗真:「ぐっ……」
【斗真が倒れる音】
紅玲:「これで邪魔者は全員消したかな? はやくチサちゃんを迎えにいかないと。きっと寂しがってるんだろうなぁ。今行くから待っててね、チサちゃん」
斗真の家
【インターホン】
斗真:「こんな時間に来客だなんて、珍しい……」
【玄関を開ける音】
斗真:「紅玲じゃないか。どうしたんだ?」
紅玲:「トーマはさ、オレがチサちゃんのこと好きなの知ってるよねぇ?」:張り付いた笑顔
斗真:「あぁ、君から聞いたからな」
紅玲:「なのに、なんでチサちゃんに近づいたの?」
斗真:「近づいたって、なんのことだ?」
紅玲:「とぼけないでよ。チサちゃんと呑みに行ったでしょ?」
斗真:「確かに千聖さんと呑んだが、彼女は紅玲を誤解しているようだから、誤解を解こうと思ったんだ。下心なんかじゃない」
紅玲:「下心があるかどうかなんて、関係ないよ。オレのチサちゃんに近づいたこと自体が大罪なんだからさ」
【刃物を取り出す音】
斗真:「紅玲!? 待て、早まるな! 一旦落ち着け!」
紅玲:「あっはは、オレは至って冷静だよ。トーマこそ、落ち着いたら?」
斗真:「まずはそのナイフをしまってくれないか?」
紅玲:「んー、そうだねぇ。じゃ、トーマの中にしまってあげる」
【刺す音】
斗真:「ぐっ……」
【斗真が倒れる音】
紅玲:「これで邪魔者は全員消したかな? はやくチサちゃんを迎えにいかないと。きっと寂しがってるんだろうなぁ。今行くから待っててね、チサちゃん」