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【台本】独占欲に捕らわれて
第4章 氷の棺
男:1
女:1
紅玲の家
【インターホン】
紅玲:「いらっしゃい、チサちゃん。待ってたよ」:嬉しそうに
千聖:「それはどうも。それで、私に見せたいものって?」:不機嫌
紅玲:「中にあるから、あがって」
千聖:「お邪魔します」
【ふたりが靴を脱いで家に上がる音】
紅玲:「見てほしいものは、地下室にあるんだ。こっちだよ」
【階段を降りる音、重たいドアを開ける音】
紅玲:「オレがチサちゃんに見せたかったものは、これだよ」
千聖:「寒い……。あれは、棺? どういうつもりよ」
紅玲:「大きな氷を特注して、自分で作ったんだよ。チサちゃんとしばらく会えなかったのは、氷の棺を作ってたから」
千聖:「いったい、なんのために……」:怯える
紅玲:「頭のいいチサちゃんなら、もう分かってるんじゃない? チサちゃんを可愛がるためだよ。これなら腐らせることなく、ずっとチサちゃんを保管できる。いい考えだと思わない?」
千聖:「どうかしてるわ……。狂ってる! 帰らせてもらうわ。……うっ!?」
【注射を打つ音】
紅玲:「逃がすわけないでしょ? チサちゃんが悪いんだよ? 素直にオレのものにならないから……。でも、これからはずーっと一緒だね」
女:1
紅玲の家
【インターホン】
紅玲:「いらっしゃい、チサちゃん。待ってたよ」:嬉しそうに
千聖:「それはどうも。それで、私に見せたいものって?」:不機嫌
紅玲:「中にあるから、あがって」
千聖:「お邪魔します」
【ふたりが靴を脱いで家に上がる音】
紅玲:「見てほしいものは、地下室にあるんだ。こっちだよ」
【階段を降りる音、重たいドアを開ける音】
紅玲:「オレがチサちゃんに見せたかったものは、これだよ」
千聖:「寒い……。あれは、棺? どういうつもりよ」
紅玲:「大きな氷を特注して、自分で作ったんだよ。チサちゃんとしばらく会えなかったのは、氷の棺を作ってたから」
千聖:「いったい、なんのために……」:怯える
紅玲:「頭のいいチサちゃんなら、もう分かってるんじゃない? チサちゃんを可愛がるためだよ。これなら腐らせることなく、ずっとチサちゃんを保管できる。いい考えだと思わない?」
千聖:「どうかしてるわ……。狂ってる! 帰らせてもらうわ。……うっ!?」
【注射を打つ音】
紅玲:「逃がすわけないでしょ? チサちゃんが悪いんだよ? 素直にオレのものにならないから……。でも、これからはずーっと一緒だね」