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強姦魔
第3章 来ちゃダメよ!
「奥さん、気持ち良かったな」
射精を終えた男はペニスの汚れをティッシュで拭き取ると、それを囲炉裏の火に投げ込んだ。
「うぅぅ……」
潤子は泣いてはいたが、これで男は出て行ってくれると思っていた。だが、男は「奥さん、ゆっくり遊ぼうぜ」と酒を注いでいる。
潤子は「バカ、帰れ!」と傍にあったティッシュの箱を投げつけたが、「ははは、怒るなよ」と軽くかわし、逆に潤子の手を掴んできた。
「いやー、もうやめて…」
潤子は後退りするが、男は「いいから、いいから」と強引に引き寄せ、襦袢の紐で後ろ手に縛ると、「やめて下さい!」と抵抗する潤子を柱に括りつけた。
そして、持ってきた段ボール箱を開けると、「へへ、これってやってみたかったんだよ」とロープ、バイブレータなどを取り出した。
が、その時、ガラガラと玄関の引き戸が開く音に続き、「おばさん、こんばんは」と明るい女性の声が聞こえてきた。
「来ちゃダメよ!逃げなさい!」
潤子は声を振り絞って叫んだが、間に合わなかった。
「きゃー」
姪の由香里は手にしていたお土産を放り出して逃げ出そうとしたが、男の手が一足先に由香里の腕を掴んでいた。
「は、離してよ!」
由香里はその手を振りほどこうとしたが、男の力は強く、グイッと簡単に抱き寄せられてしまった。それでも「やめて、誰か!」と叫んだが、「うるせえ!」とスタンガンをあてられ、その場に崩れ落ちてしまった。