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強姦魔
第9章 悪魔の仕業
「ゆ、ゆる(許して下さい)……」
両手を合わせる弥生は体の震えが止まらない。
「さあ、ゆっくり楽しむか、なあ、奥さん」
男はシャワーの湯を弥生の顔にぶつけて笑っている。
そして、弥生を湯船の蓋に抱き上げると、男は右手で胸を揉みながら、左手の掌で股間を弄んだ。
「イヤ、イヤ、やめて……」
手を押しのけて足を閉じようとしても、男はそれをこじ開ける。そして、割れ目に指を挿し込み、膣の中を掻きまわしてくる。
悪魔、悪魔!まるで悪魔だ!
「や、やめて」
弥生は男の体を突き放そうと、最後の抵抗をしたが、それも虚しく、男は弥生を抱き寄せると、強引にペニスを膣に挿し込んできた。
「イヤ、イヤよ!」
「う、うるせー!」
犯された弥生の意識が遠のいて来た時、ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポン……と、突然、インターフォンが鳴った。
「おい、声を出すなよ」
男は弥生を脅したが、再び、ピンポン、ピンポンとインターフォンが鳴り響く。
「くっそっ、誰だ、こんな時」
苛立った男が玄関の様子を窺うため、弥生から体を離した。
その時、「助けて!」と叫んだ弥生は勇気を振り絞って男を突き飛ばした。
「あっ、痛てえ……」
浴室の壁に頭を打ち付け、男が蹲っている隙に、弥生は、「た、助けて!」と全裸のまま家から飛び出した。