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強姦魔
第12章 悪魔の来襲
「ふぅー」
カウンターに寄り掛かった雪江は口に押し込まれたおしぼりを抜きとり、大きく息を吐いたが、男は次なる悪戯を仕掛けてきた。
「さてと、遊ぶか」と雪江のドレスの裾を首まで捲り上げ、それで腕と顔をぐるぐる巻きにして、「ネギ坊主」状態にした。
「な、何をするのよ!」と雪江はもがいたが、手首には手錠、腕も自由にならず、おまけに何も見えない。もがけば体がふらつく。
「危ないな、おっとと」
男は雪江の体を左右に揺らして弄び、雪江が倒れないように堪えてる間にブラジャーのホックを外した。
「大きなおっぱいだな」
「い、イヤよ」
男はいやらしい笑い声を上げているが、雪江は長年水商売で生きてきた女だ。脅かされたり、他人には言えないが暴行されたこともある。
こんなことで、簡単には諦めはしない。仕返しの方法も知っている。
「今度はオマ○コを見せてもらおうかな」
男が雪江をぐるっと廻して自分に向けて、パンティ脱がせようとしゃがんだ時、雪江はエィ!と膝で蹴り上げると、それが見事に男の顎を捉え、頭が後ろにすっ飛び、ダーン!と後頭部をテーブルの縁に打ちつけた。
そして雪江は必死にもがき、両腕を縛っていたドレスの布地を頭の上に押し上げると、「うぅぅぅ…」と頭を抱えて床に転がっている悪魔のような男が見えた!
雪江は「バカにしないでよ!」とサンダルで男の顔をグサッ!と踏みつけた。尖った踵が頬を切り裂き、床は赤く染まった。
「痛っ……このババア!」
男は雪江を捉まえようと起き上がったが、それより一足早く、店の外に飛び出した。