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強姦魔
第2章 陶芸工房「篠田」
≪悪魔の訪れ≫
シャワーを浴びて、手や爪についた土をよく洗い流した潤子は着物に着替えていた。
ふふ、私も捨てたもんじゃないわね……潤子は39歳の女盛り、鏡に写る紺地の紬に明るい花模様の帯を締めた姿は、しっとりと色っぽく、若い女の子には絶対に負けない。
あの子も恋をする年なのか……
まだまだ泣き虫女の子と思っていたのに、今夜は彼氏のことで相談したいと泊まりにくる。潤子は姪の顔を思い浮かべる、くくっと笑ってしまった。
ラジオからは「今年のベストテン!」と軽快に音楽が流れている。
「さてと、これでいいかな」
煮物が終わり、盛り付けをしていると、「ピンポン、ピンポン」と玄関のインターフォンが鳴った。
あれ、まだ早いけど?
約束は午後6時。まだ4時半なのに、誰だろう?とカメラを見ると、野球坊を被った男が荷物を抱えていた。
「宅配便です」
「はい、今、開けます」
潤子は印鑑を持ってドアを開けたが、その瞬間、みずおちにドスンとした衝撃を受け、気を失ってしまった。
シャワーを浴びて、手や爪についた土をよく洗い流した潤子は着物に着替えていた。
ふふ、私も捨てたもんじゃないわね……潤子は39歳の女盛り、鏡に写る紺地の紬に明るい花模様の帯を締めた姿は、しっとりと色っぽく、若い女の子には絶対に負けない。
あの子も恋をする年なのか……
まだまだ泣き虫女の子と思っていたのに、今夜は彼氏のことで相談したいと泊まりにくる。潤子は姪の顔を思い浮かべる、くくっと笑ってしまった。
ラジオからは「今年のベストテン!」と軽快に音楽が流れている。
「さてと、これでいいかな」
煮物が終わり、盛り付けをしていると、「ピンポン、ピンポン」と玄関のインターフォンが鳴った。
あれ、まだ早いけど?
約束は午後6時。まだ4時半なのに、誰だろう?とカメラを見ると、野球坊を被った男が荷物を抱えていた。
「宅配便です」
「はい、今、開けます」
潤子は印鑑を持ってドアを開けたが、その瞬間、みずおちにドスンとした衝撃を受け、気を失ってしまった。