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強姦魔
第2章 陶芸工房「篠田」
「おや、目覚めたかな?」
気がつくと先程の宅配便の男が囲炉裏端で酒を飲んでいた。
「あ、いや、これは何よ!」
気を失っている間に、潤子の手首、足首には手錠と足枷ははめられていた。
「奥さん、前から親しくなりたいと思っていたんだよ」
「あなたなんか知らないわよ」
「ははは、そう言わないでもいいでしょう。こんなに旨いものを用意してくれているなんて、俺は歓迎されているんでしょう?」
「あっ、それはダメ!」
男は潤子が姪ために支度した煮物を酒の肴にしていた。
「奥さんの料理は格別ですな」
彼は潤子の気持ちをいたぶるように用意していた料理に一つづつ箸をつけていった。そして、残っていた酒を飲み干すと、「さあ、始めますか、奥さん」と潤子の傍に近寄ってきた。
「な、何をするのよ!」
男は大きい。両手、両足の自由を奪われている潤子は芋虫のように後ずさりするが、簡単に帯を掴まれてしまう。
「ははは、逃げなくてもいいんだよ」
男は潤子の帯を解いで、着物の裾を捲り上げた。逃げようがない潤子は「や、やめて下さい……」と身を捩るが、男の手を緩めず、「ピンクの襦袢とは、色っぽいな、奥さん」と嘲る。下半身がすっかり肌蹴けてしまい、太腿はおろか、白いパンティまで露わになってしまった潤子は「こ、声を出しますよ、大きな声を」と声を震わせながらも、男を睨みつけたが、そんなことで止める筈がない。