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前戯指南
第2章 前戯指南
「なんかしんみりしちゃったね。ところで晴臣くんは、普段どんなAV観てるの?」
エルカはコロッと表情を変え、好奇心が見え隠れする笑顔を晴臣に向けた。
「えぇっ!? あ、いや……。なんだか興味わかなくて、そういうの観たことないんですよね……」
気まずさを覚えた晴臣は、エルカから目をそらす。

「ぷっ……あははっ! 晴臣くんってば、本当にウブだね。ていうか、ピュア?」
晴臣がどう返そうかと考えていると、水の音が止んだ。
「あ、お風呂沸いたみたい。さっそくアドバイス。お互いに慣れてないなら、女の子を先にお風呂に入れてあげて」
「レディーファーストってやつですか?」
晴臣が質問をすると、エルカは嬉しそうに口角を上げた。

「それもあるけど、君がお風呂に入ってる間に女の子が髪を乾かすから」
「なるほど……」
忘れてはいけないと、スマホのメモ帳に打ち込む晴臣。エルカはそれを見てクスクス笑う。
「真面目だよねぇ、いいことだけど」
「えっと、その……忘れちゃダメだと思って……」
恥ずかしくなり、しどろもどろに言い訳をする。

「いいと思うよ。さて、お話戻そうか。慣れてきたらふたりでお風呂に入ってもいいけど、躯を洗ってあげる時以外、女の子の躯に触っちゃダメ」
「どうしてですか?」
「お風呂ってリラックスする場所でしょ? いくらこれからセックスするからって、ベタベタ触られるのはウザいし萎えるのよ。あ、でも浴槽でぎゅーするのはOK」
「はぁ……」
エルカの言っていることがイマイチ理解出来ず、晴臣は生返事をする。

「なんて言えばいいんだろ? スキンシップはいいけど、性的目的で触るのはダメ。って言えば分かる?」
「まぁ、なんとなくは……?」
「なんとなくでも分かってくれたらいいよ。とりあえず、先にお風呂入っちゃうね」
「は、はい……!」
エルカがいきなりベルトを外しだしたので、晴臣は慌てて背中を向けた。
「ふふっ、そういうのも大事よ」
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