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本日も中出し日和
第10章 コロナにて
ハッと目が覚めたのは、4人目の泣き声…というより、旦那の声で、だった。
リビングの明かりが点いている。
「アナタが欲しいのは、この出来たてのミルクと、この乳毛フッサリのパパのオッパイ、どっちですか?」
半開きのドアからソッと覗くと、食卓テーブルの椅子に足を組んで座った旦那が4人目を抱っこし、ふざけたことを言いながらミルクをあげようとしてくれているところだった。
ふと、1人目が産まれたばかりの頃を思い出す。
あの頃はいくら泣いても起きる気配すらなかったのに…。
「ダンナくん、ミルクありがとう。代わるで」
寝室から出てきた私に、旦那は首を振った。
旦那は聖母マリアのような眼差しで、必死に哺乳瓶に吸い付いてる我が子を見つめている。
4人目のゴクゴク喉を鳴らす音が聴こえる。
「ええよ。どうせ明日から3日間休まならんねんから」
「そうやけど」
「ええって、寝とけや。てかお前つわりとか大丈夫なん?」
「あぁ…今7週くらいらしいし、まだ大丈夫。ありがとう」
「コイツも可哀想になぁ。ほんまやったら末っ子で溺愛してもらえるはずやったのになぁ」
リビングの明かりが点いている。
「アナタが欲しいのは、この出来たてのミルクと、この乳毛フッサリのパパのオッパイ、どっちですか?」
半開きのドアからソッと覗くと、食卓テーブルの椅子に足を組んで座った旦那が4人目を抱っこし、ふざけたことを言いながらミルクをあげようとしてくれているところだった。
ふと、1人目が産まれたばかりの頃を思い出す。
あの頃はいくら泣いても起きる気配すらなかったのに…。
「ダンナくん、ミルクありがとう。代わるで」
寝室から出てきた私に、旦那は首を振った。
旦那は聖母マリアのような眼差しで、必死に哺乳瓶に吸い付いてる我が子を見つめている。
4人目のゴクゴク喉を鳴らす音が聴こえる。
「ええよ。どうせ明日から3日間休まならんねんから」
「そうやけど」
「ええって、寝とけや。てかお前つわりとか大丈夫なん?」
「あぁ…今7週くらいらしいし、まだ大丈夫。ありがとう」
「コイツも可哀想になぁ。ほんまやったら末っ子で溺愛してもらえるはずやったのになぁ」